捕まえられるものなら捕まえてみやがれ

タイトルを意訳すると大体こんな感じかな?

タイトルのとおり、詐欺師とそれを追っかける捜査官の物語

あらすじ

1963年。NY州ブロンクスヴィル。地元名士の集まりで、スピーチをし、喝采を浴びる父(クリストファー・ウォーケン)を、16歳のフランク・アバグネイルJr.(レオナルド・ディカプリオ)は誇りに思った。父は兵士として駐留したフランスで、村一番の美女だった母ポーラ(ナタリー・バイ)の心を射止めた話を、フランクに聞かせるのが好きだった。だが、そんな幸せな家庭があっという間に崩壊する。父が事業に失敗。家を売り、小さなアパートに移った頃から、母の様子も変化した。男ができたらしい。ある日、学校から帰ったフランクに、両親の離婚が告げられる。父と母、どちらと一緒に暮らすか。究極の選択を迫られたフランクは、そのまま家を飛び出し、マンハッタン行きの列車に乗った。

父からもらった小切手も限度額まで使った。このままでは安宿も追い出されるだろう。小切手に手を加えるが、すぐに怪しまれてしまう。そんな時、フランクは、町で人々の視線を集めて歩くパイロットを見かける。これだ! 彼はベテラン・パイロットから航空会社の仕組みを聞きだすと、うまく制服を手に入れた。パイロット姿のフランクに、道行く人が振り返る。銀行でもホテルでも、偽造した小切手を出しても、もう怪しまれることはない。金はいくらでも作れた。また、パイロットは提携する航空会社の飛行機にただで乗れる特権を知ったフランクは、自由に好きなところへ行くことができた。

偽造の手口にも長けてきた頃、FBIが動き出していた。ベテラン捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)は、躍起になって犯人を追った。指紋にも前科がない。偽名にも手がかりがない。巧妙な手口で時間を稼ぎ、不渡りを出した頃にはもう姿をくらましている犯人。しかし、カールは、ついにハリウッドで犯人を追いつめた。ホテルの部屋に乗り込んだカールは、そこでフランクと鉢合わせする。だが、フランクはとっさに"一足先に捜査に入った"シークレットサービスだと偽り、まんまとカールを撒いてしまう。

クリスマスの夜。FBIのオフィスで一人仕事を続けるカールに、偽名を使ったフランクから電話がかかった。なぜだ? 人恋しいのだろうか? そういうカール自身も、離婚して娘とも離れ離れに暮らし、孤独なのは同じだった。それからも、フランクはクリスマスが来るたびに、カールに電話をかけてきた。数年が経過し、捜査が行き詰ったように思われたとき、ひょんなことからカールは、犯人が案外、"子供"だということに気づく。

ある時、偶然に行った病院で、フランクはかわいい新米看護婦ブレンダ(エイミー・アダムス)に一目ぼれする。その瞬間、彼は小児科医に変身。そのまま病院に就職してしまう。もちろん、ブレンダの心も手に入れ、二人は彼女の父親(マーティン・シーン)に会いにルイジアナへ飛ぶ。そこでブレンダの父が検事だと知ると、フランクは今度は弁護士になりすまし、そのままブレンダの父が経営する法律事務所に転職(?)。フランクは、ブレンダと結婚し、幸せな家庭を築こうと思った。父と母の仲がよかった頃のような温かい家庭。みんながいつも笑っている家庭……。だが、その頃までに、カールは家出少年の捜索リストから、フランク・アバグネイルJr.を割り出していた。いよいよ追っ手が迫っていた。

ブレンダとの婚約パーティが華やかに開かれていた。そこへカールらFBI捜査官が乗り込んだ。フランクはとっさに二階に駆け上がる。追ってきたブレンダにすべてを話すと、フランクはスーツケースに札束を詰め込み、夜の闇に消えて行った。二日後に、マイアミ空港でブレンダと落ち合うことを約束して。そして、二日後、ブレンダとの約束を果たしにマイアミ空港に行ったフランクは、空港がすでに警察に完全包囲されていることを知る。ブレンダに裏切られたのだ。もう、逃げるすべはない……。

見てて思ったのは、
レオナルド・ディカプリオも、トム・ハンクスもお互いにはまり役だった。

特にトム・ハンクス扮するカール捜査官は良い!
銭形警部を彷彿とさせる。

それにレオナルド・ディカプリオ扮するフランクも良かった。
ただ単に天才詐欺師ってだけではなく、
普通の人がするような「寂しさ」「恋」などちゃんと抱えてましたからね。

この話は実話を元に作ってあるらしいが、
そうすると、実際のフランク・アバグネイルJrって人はかなりの天才だわ。

映画には上映時間があるので、
テンポよく話が進みすぎて簡単に偽小切手作ってるが、
この辺りをもっと掘り下げて詳しく描かれていたらもっと天才感が表せたと思う。

派手な爆発とか全然なかったけど、
見てて結構すっきりとはした。

しいて言えば男性用の映画かなぁ〜?

クリスマスの電話