へぇ〜、海軍ってこんなんなんだぁ

あらすじ
1805年、英国海軍サプライズ号は、祖国を遠く離れた海上で、フランスのアケロン号と対峙していた。
数々の英国船を沈めてきた敵船に怯え、異様な緊迫に包まれる船内。
そこにはあどけない少年士官の顔も見られた。
だが彼らにはジャック・オーブリー船長の存在があった。
船員たちが“幸運のジャック”と慕う彼は、幾多の苦境を乗り越えてきた百戦錬磨。
12歳の士官候補生ブレイクニーも、船長の勇姿を眩しそうに見つめる。
そんなある夜、サプライズ号は霧の中から現れたアケロン号の奇襲を受け、ブレイクニーも右腕を失ってしまう…。

解説
久々に魂が震える冒険映画が現れた。
NYタイムズ誌で“史上最高の歴史小説”と評されたP・オブライエンの名作を映画化。
主演は男のロマンなら任せろというラッセル・クロウ。
無骨で荒削りな魅力が歴戦の船長というキャラクターにピタリとはまり、オスカー俳優の貫禄を見せつける。
そんなクロウに劣らぬ存在感を見せるのが、少年士官を演じる新星マックス・パーキス。
幼さの残る顔に戦士の息吹を覗かせるイノセントな演技は、多くの観客を虜にするだろう。

スペクタクルというとスケールに酔いしれる余りドラマが大味になることが多いが、本作はその愚を犯さない。
四方を海に囲まれた船という限定空間に、名匠ピーター・ウィアーの木目細かな心理描写が臨場感を与え、格調高い人間ドラマが表出する。パワーと美しさを両立させた稀有な作品だ。

感想
何の前情報も無くこの映画を観たのだが、
私自身に19世紀イギリス海軍(俗に言う「大航海時代」)の知識があまり無かったため、
最初はどんな話かよく見えてこなかった。

前に観た「パイレーツ・オブ・カリビアン」とは時代背景は同じ頃だが、
まったく違いこっちは硬派。
なんてったって劇中女性が出てこない。
まぁ、軍って女性のいない世界でしたからね。

でも、話自体は一本筋が通っていてわかりやすく、
もちろん迫力もあったし手に汗握ったシーンもありました。

惜しむらくはここに書いてあるような解説なりあらすじを知っていたらもっと違う楽しみ方かもできたかもしれない。


昼に戦闘しても夜はのんびり・・・
案外ゆったりとしてた時代なんですね